この度、大分合同新聞社より、当社と連携している(株)サポートについての取材を代表の安樂が受けました。その時の取材内容を一部ご紹介したいと思います。
サポートの設立の経緯について
当社で働いてくれている社員は、自分の人生の中の大切な時間を労働力として会社へ時間を割き、会社はその対価でとして給与を得ます。会社がお金を払って雇うという考え方ではなくて、働いている人の大切な時間を頂いていると考えています。
近年、年金受給開始年齢も遅くなっており、平均寿命が延びているので高齢者を雇いなさいと国策で謡われていますが、現実は60歳を過ぎたら作業制限が多く、雇用する事が難しい状況です。
そこで、当社では、現場において肉体的限界を感じた時点で、老後を保障する(株)サポートに移ってもらいます。(株)サポートの労働条件は、朝8時~16時の労働時間、土日・祝日は休日とし、有給の取得、社会保険関係の完備、賞与の支給、遠方への出張もなく、作業内容は機材の掃除・整備、木下築炉が現場へ赴く際の荷物の積み込みや荷下ろし等の軽作業をしながら、自身が年金を受け取りたい年まで仕事をする事が可能です。木下築炉で一度定年を迎えてから、再度仕事を探すのに苦労する面もあります。また、精神的にお金の面の心配をしなくてもすむように、自動的にサポートで受け入れる条件を作ることにより、当社で長年勤務された方に対して責任が果たせるのではと考えております。
(株)サポートを設立年数について
(株)サポートを設立したのは13年前です。当社の社員が現場で作業をする際に、機械の積み下ろし等で負担になる部分があり、シルバー人材の方に頼んで積み下ろし等をお願いしていました。その当時派遣された方から話を聞くと、「仕事が一日でもあると嬉しい」という事なので、派遣された方を何名かサポートで雇い、今後の基盤作りを行いました。それ以降は木下築炉を定年退職した社員の再雇用先として設立しました。
(株)サポートの在籍数について
作業員として7名在籍しており、再雇用者だけでなく支援学校からの受け入れも行っております。
(株)サポートという別会社を設立した意図について
一度会社を退職して、新しい人生をサポートで歩んでほしい、第二の人生を一から始めてもらうという意図で、別会社を設立しました。また、強制ではなく、サポートの雇用形態を納得した上で勤めていただくようにしています。
近年、人材の確保が非常に難しく、若年層の雇用が望ましいのですが、40・50代の雇用も積極的に考えております。さすがに、数年の勤続ではサポートへの再雇用は経験的に難しいのですが、10年~15年以上勤続してもらう事で、サポートに再雇用可能と考えております。
木下築炉の定年年齢について
定年年齢は設けていません。本人が現場で働いていく事が無理だと感じたら、当社を退職してサポートへ移る事が可能です。臨時雇用ではなく、正社員として働いてもらいます。また、木下築炉同様、定年年齢は設けておらず、ご自身が働ける年齢まで勤務することが可能です。
今後の目標について
当社としては、社員が仕事から戻ってきたら車に積んでいる機材の片付けはせずに帰宅してもらいます。次に現場へ行く時は、予めサポートに機材の片付けと荷物の積み込みをしてもらう事により、自身で準備する負担を軽減し、残業の軽減も図りました。サポート側で車の整備や掃除まで行ってもらい、当社の社員には準備面の精神的負担を減らす事で、気持ちよく仕事に取り掛かってもらいます。サポートは整備や掃除もしつつ、現場で急遽物品が必要になった場合の対応をしてもらっています。木下築炉が安定して成長していく為には、サポートが必要不可欠な存在であり、サポート側も木下築炉の経営が順調にいかないと維持が難しくなります。お互いに支え合いながら、更なる成長を目標に精進していきます。
木下築炉からサポートへ移動した社員のインタビュー
これまでの仕事内容に比べると体力的に楽になり、老後の心配をせずに働けて有難いです。また、器具を修理する事で現場の手助けに繋がり、やりがいを感じています。今後も体が動ける限りは働き続けたいと考えております。
今年の6月にサポートを退職された社員の退職式の様子をHPにアップしております。こちらよりご確認いただけます。
長年会社に尽力いただいた社員さんの退社式 | 《公式》株式会社木下築炉|築炉工事・耐火物のことならお任せください(kinochiku.co.jp)
サポートでは、木下築炉と連携した仕事以外にも、産廃処理の運搬業務免許を取得しており、他社からも受注しています。他にも、草刈りなどの公共工事の受注も行っております。
詳しくは下記の(株)サポートHPをご確認下さい。
産業廃棄物収集運搬 リサイクル 大分|各種書類作成|株式会社 サポート (support-oita.co.jp)